社内ナレッジを参照するAIが、業務フローまで自動化「GMO AI RAG」と「JOINT AI Flow byGMO」が連携

GMOインターネットグループのGMOプライム・ストラテジー株式会社(代表取締役社長:吉政 忠志)とGMO AIコネクト株式会社※1(代表取締役社長:加藤 史恵)は、企業向けRAG※2ソフトウェア「GMO AI RAG」と、iPaaS※3/AIエージェント基盤「JOINT AI Flow byGMO」の連携を2026年10月19日(月)より提供開始します※4。
本連携により、「JOINT AI Flow byGMO」で構築した業務ワークフローが、就業規則やマニュアルなどの社内ドキュメントを「GMO AI RAG」経由で参照できます。参照した内容に基づく判断や処理も、業務フローに組み込めるようになります。これにより、業務の自動化に社内ナレッジを活かしたい企業は、RAG基盤を個別に開発することなく、社内ルールに沿った判断や処理を含むワークフローを構築できます。

(※1)GMO AIコネクトは、GMOグローバルサイン・ホールディングス(東証プライム市場 証券コード:3788)の連結会社です。
(※2)RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成):社内文書などを検索し、その内容をもとにAIが回答を生成する技術です。
(※3)iPaaS(Integration Platform as a Service):複数のクラウドサービスや業務システムをつなぎ、データ連携や業務の自動化をクラウド上で実現するサービスです。
(※4)連携サービスの利用には「GMO AI RAG」「JOINT AI Flow byGMO」のそれぞれのご契約が必要です。

連携の背景

生成AIの業務利用が広がるなかで、社内ナレッジを検索・回答するRAGは、一部の先進的な取り組みから、企業がAIを活用するための共通基盤へと位置づけが変わりつつあります。
一方で、多くの企業では、ナレッジを扱う仕組みと業務を自動化する仕組みが別々に構築されてきました。その結果、「AIは社内ルールに沿った回答を返すが、そこから先の作業は人が手を動かす」「参照元のドキュメントを更新しても、自動化された処理には反映されない」といった分断が残っています。
両社は、社内ナレッジを担う「GMO AI RAG」と、システム間をつなぐハブを担う「JOINT AI Flow byGMO」を接続することで、この分断の解消に取り組みます。

連携の概要

生成AIの業務利用が広がるなかで、AIに社内の情報をふまえた判断をさせることが、企業にとって共通の課題になっています。
「GMO AI RAG」は、社内文書にもとづいた回答を返すことができる一方、回答を受け取ったあとの起票や登録、関係者への通知といった作業は、人の手に委ねられていました。「JOINT AI Flow byGMO」は、業務システムをつないで処理を自動化できる一方、社内の情報を参照できないまま生成AIに判断させると、もっともらしい誤った判断につながるおそれがありました。
両サービスが連携することで、「GMO AI RAG」が社内ナレッジから判断の根拠となる情報を提供し、「JOINT AI Flow byGMO」がその情報をもとに判断と処理を実行します。回答から実行までが、一つの流れでつながります。

本連携の3つの特長

「GMO AI RAG」は、Microsoft SharePoint や Google Drive、Windows 共有フォルダなど既存ストレージ上のファイルを同期イメージで学習し、企業固有のAIとしてナレッジ化します。「JOINT AI Flow byGMO」は、ワークフローの中でそのナレッジを呼び出し、参照した内容をもとに判断や処理を行います。

1.RAG基盤を個別開発せずにAIワークフローを構築

社内ナレッジを参照するAIワークフローを、ノーコードで構築できます。情報システム部門は、RAG基盤の構築や連携部分の開発にかかる負担を抑えられます。

2.文書の保管場所を変えずに活用

規程やマニュアルを現在の保管場所に置いたまま参照先として使えるため、文書を管理する部門は、移行にかかる手間を抑えられます。

3.社内ルールの更新をAIワークフローに反映

規程やマニュアルのファイルを更新すると、次回の取り込み以降、AIワークフローが参照する内容も更新されます。業務部門は、規程の改定のたびにワークフローごとの判断基準を見直す負担を軽減できます。

想定する活用イメージ

たとえば、稟議や申請のワークフローを「JOINT AI Flow byGMO」で構築する場合、これまでは判断基準となる社内規程をワークフロー側に個別に設定する必要があり、規程が改定されるたびに設定の見直しが発生していました。
本連携では、参照先を「GMO AI RAG」に置くことで、担当者が普段どおりストレージ上の規程ファイルを更新するだけで、ワークフローが参照する内容も最新化されます。ルールの管理と業務の自動化を切り離して運用できるようになります。

また本連携では、ワークフローによる自動化に加え、生成AIとの対話を通じた活用も可能です。たとえば製造現場で生産ラインに異常が発生した際、担当者が生成AIに質問すると、「GMO AI RAG」の対処マニュアルやトラブル事例と、「JOINT AI Flow byGMO」を通じて取得した基幹システムの生産実績データを照合し、原因の絞り込みを支援します。

両社代表者のコメント

GMOプライム・ストラテジー株式会社 代表取締役社長 吉政 忠志

「GMO AI RAG」は、企業が保有するナレッジを生成AIで活用するための基盤として提供してきました。今回の連携により、ナレッジを「検索・回答」に活用するだけでなく、その内容を業務フローの判断や処理にもつなげることが可能になります。今後もGMO AIコネクトとの協業を深め、企業における生成AI活用のさらなる効率化と投資対効果の向上を支援してまいります。

GMO AIコネクト株式会社 代表取締役社長 加藤 史恵

業務システムをつないで自動化を進めるうえでは、社内のルールや判断基準をどう反映するかが常に課題として残ります。今回の連携により「JOINT AI Flow byGMO」をご利用のお客さまは、社内ナレッジを参照しながらワークフローを構築でき、稟議や申請など、社内規程にもとづく判断を伴う業務まで自動化を広げられます。今後もGMOプライム・ストラテジー株式会社との協業を深めてまいります。

今後の展開

両社は今後、対応するユースケースの拡充を進めるとともに、導入企業の課題に応じた提案活動を共同で行っていきます。

【「GMO AI RAG」について】(URL:https://ai-prime-strategy.gmo/gmo-ai-rag/)

社内文書をもとにAIが回答を生成する、企業向けRAGソフトウェアです。オンプレミス環境でも稼働するため、機密性の高い情報を社外に出すことなく活用できます。オンプレミス環境にも対応しており、機密性の高い情報を社外に出さずに生成AIを活用したい企業での利用にも適しています。

「JOINT AI Flow byGMO」について(URL:https://joint-data.com/)

「JOINT AI Flow byGMO」は、ノーコードで業務ワークフローを構築できる、iPaaS×AIエージェント基盤です。SaaSやオンプレミスの業務システムと生成AIをつなぎ、データの取得・加工・登録から承認や通知までを一連の流れとして自動化します。
接続先ごとのAPI開発を必要とせず、用意されたコネクタを組み合わせるだけで構築できるため、情報システム部門の負荷を抑えたまま生成AIを日々の業務に組み込めます。

GMOプライム・ストラテジーについて

GMOプライム・ストラテジーは「すべてはエンタープライズOSSエコシステム発展のために」を企業理念に掲げ、社会的課題をテクノロジー中心の仕組みにより解決し、社会的価値を創造することを目指しています。
Web高速化ソリューション「KUSANAGI Stack」を開発、主要クラウドなどから提供するほか、WordPressをはじめとするCMS、およびサーバーの保守管理を一貫体制で提供するフルマネージド型のサポートサービス「KUSANAGIマネージドサービス」やクラウドインテグレーションサービス、ライセンスの各サービスを提供しています。

GMO AIコネクトについて

GMO AIコネクトは、「AIとSaaSのチカラを、すべての企業に。」をミッションに掲げ、生成AIを企業の日々の業務に組み込むための連携技術を専門とする、GMOグローバルサイン・ホールディングスの連結会社です。
iPaaS×AIエージェント基盤「JOINT AI Flow byGMO」の開発・提供を通じて、会計・人事・営業支援など国内外120以上のSaaSと生成AIをつなぎ、システムごとに分かれたデータや作業を一連の業務として自動化できる環境を提供しています。連携の設計から導入・運用までを支援し、生成AIが現場で使われ続ける状態づくりに取り組んでいます。

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▼本件に関するプレスリリース(GMOインターネットグループ公式サイト)

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